レモン精油は最も身近で日常と親和性も高いため、アロマテラピー初心者の方にも安心感をもって使える精油です。

爽やかな清涼感のある香りは夏を思わせますが、殺菌・抗菌作用が強いため、風邪が流行る時期や日々の掃除など、年中活躍することができます。

レモンについて

特徴

インドが原産だが今ではアメリカや南欧でも栽培される

とげを持つ常緑性の低木です。楕円形の葉をつけ、白やピンクの強い香りを持つ花を咲かせます。

いくつか種類があり、果皮の厚さや果汁の%が異なります。熟したものより緑色の未熟の果実の方が精油を多く含みます。

薬用として利用されてきた歴史を持つ

料理をはじめ香料や薬用として広く親しまれてきました。

アーユルベーダや宗教儀式で重要な役割を果たし、東南アジアでは消毒に使われてきました。

フランスの研究で、レモン精油のスプレーで微生物の不活性化が報告されています。よく食べ物にレモンが添えられたりするのは、殺菌の意味でもあるわけです。

精油データ

学名 Citrus limon
原料植物名 レモン
科名 ミカン科
抽出部位 果皮
抽出法 圧搾法
ノート トップ
主な成分 モノテルペン炭化水素類
リモネン
モノテルペンアルコール類
リナロール
アルデヒド類
シトラールオクタナールデカナール
主な産地 アメリカ、アルゼンチン、イタリア、スペイン
主な作用 強壮作用抗ウイルス作用抗炎症作用抗菌作用殺菌作用消化促進作用収れん作用鎮痙作用鎮静作用

レモン精油の効能

体への効能

血液やリンパの循環を促進し、老廃物の排出を促すため、ボディマッサージのブレンドに加えると効果的です。

殺菌消毒作用とリフレッシュ作用が強く、芳香させることで風の予防や集中を助けます。

心への効能

心が落ち着かず、興奮状態の時に使用すると、心をクリアにしてリフレッシュさせてくれます。

肌への効能

余計な皮膚細胞を取り去り、顔色が冴えないときの肌を輝かせてくれます。

特にオイリー肌にとって、肌と髪の毛の状態を改善してくれます。

※光毒性を持つため使用には(直射日光にあたらないなどの)注意が必要です。

レモン精油の注意事項

光毒性に注意が必要。

matsu

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